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課題の分離で悩み解決!アドラー心理学入門

こんにちは!今日はアドラー心理学という考え方を紹介したいと思います。

アドラー心理学は、「幸せに生きるための心理学」と言われています。

この考え方では、「目的論」「ライフ・スタイル」「ライフタスク」「承認欲求」など様々なキーワードが出てきますが、
今回はその中でも「課題の分離」というものに注目してみましょう。

目次

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課題って何?

まず、「課題」という言葉から始めましょう。

課題」とは、「解決すべき問題」や「達成すべき目標」などを意味します

例えば、
– 宿題
– 部活
– 友だち
– 家族
などは、「誰かから与えられたもの」ではなく、「自分から選んだもの」ですよね。
これらはすべて「自分」が持つ課題です。

他人と自分

では、「他人」と「自分」それぞれが持つ「課題」って何でしょうか?

例えば、
– 先生
– 上司
– 隣人
– 恋人
などは、「自分から選んだもの」ではなく、「自分に関係する人たち」ですよね。

これらは「自分」の課題ではなく、「他人」が持つ「課題」です。

しかし、これらの「他人の課題」に対して、自分がどう思ったり感じたりしたかということは、
「自分」が持つ「課題」です。

例えば、
– 先生に怒られると悲しい
– 上司に頼まれると断れない
– 隣人に迷惑をかけると申し訳ない
– 恋人に嫉妬すると苦しい
などは、「自分の感情や考え方」という「自分の課題」です。

では、このように「他人の課題」と「自分の課題」とを区別することで、何が良くなるのでしょうか?

課題の分離で悩み解決!

アドラー心理学では、「他人の課題」と「自分の課題」とを区別することで、以下のようなメリットがあります。

– 他人の課題に介入しないことで、相手を尊重し、信頼関係を築くことができる。
– 自分の課題に集中することで、自己責任や自己肯定感を高めることができる。
– 自分の感情や考え方をコントロールすることで、ストレスや不安を減らすことができる。

具体的な例を見てみましょう。

例1:子どもが勉強しない

親子関係でよくある悩みは、「子どもが勉強しない」というものです。
親は子どもに勉強させたいけれど、子どもは勉強したくない。
この場合、
– 「勉強するかしないか」という選択は、「子ども」が持つ「他人の課題」です。
– 「子どもに勉強させたい」という気持ちは、「親」が持つ「自分の課題」です。
– 「子どもが勉強しないとイライラする」という感情は、「親」が持つ「自分の課題」です。

このように区別してみると、

– 親は子どもに勉強させたい気持ち(自分の課題)を伝えることはできますが、
無理やり勉強させようとしたり(他人の課題へ介入)、イライラして怒鳴ったり(感情コントロール失敗)したらダメです。
– 親は子どもが勉強しなくてもイライラしないように(感情コントロール)、
その原因や背景を理解しようとしたり(相手尊重)、工夫や励ましをしてみたり(信頼関係構築)すれば良いです。

例2:友だちから借金された

友だちから借金されたという場合、

– 「借金を返すかどうか」という選択は、「友だち」が持つ「他人の課題」です。
– 「借金を返してほしい」という気持ちは、「自分」が持つ「自分の課題」です。
– 「借金を返してもらえないと悩む」という感情は、「自分」が持つ「自分の課題」です。

このように区別してみると、

– 自分は友だちに借金を返してほしい気持ち(自分の課題)を伝えることはできますが、
無理やり返させようとしたり(他人の課題へ介入)、悩んで苦しんだり(感情コントロール失敗)したらダメです。
– 自分は友だちが借金を返さなくても悩まないように(感情コントロール)、
その原因や背景を理解しようとしたり(相手尊重)、催促や交渉をしてみたり(信頼関係構築)すれば良いです

例3:パートナーが浮気した

恋愛関係でよくある悩みは、「パートナーが浮気した」というものです。
自分はパートナーに忠実でいたいけれど、パートナーは他の人と関係を持ってしまった。
この場合、

– 「浮気するかしないか」という選択は、「パートナー」が持つ「他人の課題」です。
– 「パートナーに忠実でありたい」という気持ちは、「自分」が持つ「自分の課題」です。
– 「パートナーが浮気したと知って傷つく」という感情は、「自分」が持つ「自分の課題」です。

このように区別してみると、

– 自分はパートナーに忠実でありたい気持ち(自分の課題)を伝えることはできますが、
浮気しないように監視したり(他人の課題へ介入)、傷ついて泣き続けたり(感情コントロール失敗)したらダメです。
– 自分はパートナーが浮気したことに傷つかないように(感情コントロール)、その原因や背景を理解しようとしたり(相手尊重)、
話し合ったり別れたりすることで解決しようとしたり(信頼関係構築)すれば良いです。

課題の分離で幸せな人間関係!

アドラー心理学では、「他人の課題」と「自分の課題」とを区別することで、以下のようなメリットがあります。

– 他人の課題に介入しないことで、相手を尊重し、信頼関係を築くことができる。
– 自分の課題に集中することで、自己責任や自己肯定感を高めることができる。
– 自分の感情や考え方をコントロールすることで、ストレスや不安を減らすことができる。

課題の分離は、自分と他者の境界線を明確にすることで、人間関係のトラブルや悩みを解決するための有効な方法です。
しかし、課題の分離は簡単にできるものではありません。
自分の課題と他者の課題が入り混じってしまったり、他者の課題に干渉したくなったりすることもあるでしょう。

そんなときは、以下のようなポイントを意識してみてください。

– 他者に対して「どうしてほしい」という期待や要求を持たないようにする。
– 他者に対して「どう思っているか」「どう感じているか」を聞くようにする。
– 他者に対して「どうすればいいか」を教えたり助言したりしないようにする。
– 他者が自分に対して期待や要求を持ってきたら、「それはあなたの課題です」と伝えるようにする。
– 自分が何か行動したり決断したりするときは、「それは自分の課題です」と自覚するようにする。
– 自分が何か感じたり考えたりするときは、「それは自分の課題です」と受け止めるようにする。

これらのポイントを実践すれば、少しずつでも課題の分離ができるようになっていくはずです。
そして、それが幸せな人間関係づくりへとつながっていくでしょう。


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