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アドラー心理学では、自分の考え方や見方を変えることで、自分や他人を肯定的に受け入れたり、
問題を解決したりすることができると言います。
そのために役立つ技術が「リフレーミング」です。
目次
リフレーミングとは
同じ物事でも、人によって見方や感じ方が違うので、長所にもなり、また短所にもなるということです。
具体例を出すと、「あと5分 しか ない」→「あと5分 も ある」です。
全ての物事はプラスにも、マイナスにも捉えることができるということです。
リフレーミングの効果
リフレーミングには以下のような効果があります。
– 考え方が前向きになる
– 長所を発見できるようになる
– 落ち込んでも立ち直りが早くなる
– 褒め上手になる
– 人生の幸福感や満足感が増す
など、めちゃめちゃいいことずくしの技術なんです。
では、どうやってリフレーミングをするのか？
その方法を「言葉のリフレーミング」と「思考のリフレーミング」に分けてご紹介します。
言葉のリフレーミング
言葉のリフレーミングとは、否定的な言葉を肯定的な言葉に置き換えることで視野を広げるものです。
– だらしない⇔おおらか、小さなことを気にしない
– 気が小さい⇔優しい、我慢強い
– 意見を言えない⇔聞き上手 協調性がある
– うるさい⇔元気がある、明るい
– 怒りっぽい⇔感受性が豊か、自分の気持ちを伝えられる
というように、短所を長所に切り替えてみようというものです。
この方法は、自分だけでなく他人に対しても使えます。
例えば
というように、相手の態度の受け取り方をポジティブに変換する方法です。
このリフレーミング法を身に着けていくには、カードを使うのがおすすめです。
カードの表と裏にリフレーミング前と後の言葉を書き込んで、子供に「なんていうのかな？」とあてっこしたり、
リフレーミング前後の一覧表を作って冷蔵庫やトイレの壁に貼って、パパやママが一緒に見ることで子供の見方や、
お互いの関係を見直すきっかけ作りに役立てましょう。
思考のリフレーミング
思考のリフレーミングとは、物事の捉え方や解釈の仕方を変えることで、気分や感情を変えたり、
問題解決のためのアイデアを出したりするものです。
例えば、
– あと5分しかない⇔あと5分もある
– この仕事はつまらない⇔この仕事は自分にとって何か意味があるだろうか？
– この人は私を嫌っている⇔この人は私に何か期待しているのかもしれない
というように、物事をネガティブに捉えるのではなく、プラスに捉えたり、疑問形にしたりしてみることです。
思考のリフレーミングにはさまざまな種類がありますが、代表的なものをいくつかご紹介します。
ユーモアに変える、楽観型リフレーミング
これは、物事を笑い飛ばしたり、明るく捉えたりする方法です。
例えば、
– 時間がない⇔時間をもどそう
– 間違った⇔間違いは故郷だ
– 知らない⇔知らないなら教えてあげよう
というように、ユーモアや楽観的な言葉で物事を表現することです。
これは、自分や他人を責めたりせずに気持ちを和らげたりする効果があります。
失敗して立ち直れない時
これは、失敗から学べたことや、よかったと思えることを見つける方法です。
例えば、
– この出来事から学べたことはなにか？
– この辛かった経験のなかでもよかったと思えることは？
– 失敗は成功のもとだと思えるようになる方法は？
と自分に問いかけることで、これからを考えられます。
これは、自分の成長や可能性に目を向けることで、自信や希望を持つ効果があります。
究極達観法
これは、物事を大きな視点や時間軸で見ることで、相対的に小さく感じる方法です。
例えば、
– 死ぬこと以外はかすり傷
– 昔の人よりまし
– 100年後にどうなっているか
と考えることです。
これは、自分の悩みや問題を重く捉えすぎないことで、気持ちを楽にする効果があります。
以上が、言葉のリフレーミングと思考のリフレーミングの方法です。
リフレーミングをすることで、自分や他人を肯定的に受け入れたり、問題を解決したりすることができます。
リフレーミングは家族だけでなく、親族や地域、職場でのコミュニケーションを改善するツールとしても有用です。
ぜひ試してみてください！！
まとめ
– リフレーミングとは、自分の考え方や見方を変えることで、自分や他人を肯定的に受け入れたり、
問題を解決したりすることができる技術
– リフレーミングには、言葉のリフレーミングと思考のリフレーミングの二種類
– 言葉のリフレーミングは、否定的な言葉を肯定的な言葉に置き換えることで視野を広げる方法
– 思考のリフレーミングは、物事の捉え方や解釈の仕方を変えることで、気分や感情を変えたり、
問題解決のためのアイデアを出したりする方法
– リフレーミングをすることで、考え方が前向きになり、長所を発見できるようになり、
落ち込んでも立ち直りが早くなり、褒め上手になり、人生の幸福感や満足感が増す効果があります。
– リフレーミングは家族だけでなく、親族や地域、職場でのコミュニケーションを改善するツールとしても有用
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