「優しいね」
そう言われるたびに、どこかモヤっとしていませんか。
「ありがとう」と返しながら、心の奥で
「……でも、それって本当にそう?」
と感じてしまう瞬間、ありませんか。
そのモヤモヤ、実はとても大切なサインです。
今日は、そのサインの意味を一緒に考えてみましょう。
・「優しいね」への違和感の正体
・けんさん自身が気づいた「矢印の向き」の話
・自己防衛の優しさを、責めずに受け入れる方法
・本当の優しさへ向かうための小さな一歩
「優しいね」と言われて、どこか違和感を感じていませんか?
人から「優しいね」と言われると、
なんとなく嬉しい。
でも、それと同時に
「なんか、違う気がする……」 と思ってしまう。
この感覚を持っているあなたは、
おかしいわけでも、変なわけでも、ありません。
むしろ、その違和感は
あなたが自分自身と正直に向き合おうとしている
大事な心のサインかもしれません。
優しさには、2種類あります。
ひとつは、「相手を思う優しさ」。
もうひとつは、「自分を守るための優しさ」。
どちらも「優しさ」に見えます。
でも、その矢印の向く先が、まったく違う。
「なんか違う気がする」という違和感は、
もしかしたら、自分の優しさがどちらなのかを
心が感じ取っているサインかもしれません。
いつも「優しい人」でいたかった私の体験談
少し、私自身の話をさせてください。
私はずっと、周りから「優しい人」と言われてきました。
学生時代も、社会人になってからも。
転職して、また新しい職場でも。
「けんさんって、優しいよね」
そう言われるたびに、なんとなく嬉しかった。
でも、どこかで「本当にそう?」 と思っていた。
ある日、また同じ言葉をかけてもらったとき、
ふと立ち止まりました。
「私はどうして、いつも”優しい人”でいようとしているんだろう?」
答えを探して自分の内側を見ていくと、
正直、少し怖いものが出てきました。
矢印は「相手」ではなく「自分」に向いていた
気づいたのは、こういうことでした。
私の「優しさ」の多くは、
「嫌われたくない」
「責められたくない」
「波風を立てたくない」
……そういう気持ちから生まれていた、ということ。
相手のことを考えているように見えて、
実は自分が傷つかないように動いていた。
矢印の向き先が「相手」ではなく「自分」に向いていたんです。
これに気づいたとき、正直、ショックでした。
でも同時に、なんだかほっとした気持ちもありました。
「ああ、だからあの違和感があったんだな」と。
自己防衛の優しさに気づけた時が、本当のスタート
ここで、一番大切なことをお伝えします。
自己防衛の優しさに気づいたとき、
自分を責めなくていいんです。
「こんな自分はダメだ」「本当に優しくなかったじゃないか」
そう思いそうになるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
傷つきたくなくて、自分を守っていただけ。
それは、弱さではありません。
傷を受けてきたから、それ以上傷つかないように
自然と身につけた心の知恵です。
誰だって、傷つきたくない。
批判されたくない。
大切な人に嫌われたくない。
それは、当たり前の感情です。
だから、自己防衛の優しさは「悪いもの」じゃない。
ただ、気づいたことで、新しい選択ができるようになるのです。
気づいたことが、スタートです。
気づいていない人は、変わりたくても変われません。
気づいたあなたは、すでに一歩先にいます。
「本当の優しさ」へ向かうための積極的なスモールステップ
「じゃあ、どうすればいいの?」
大丈夫、急に変わる必要はありません。
少しずつ、矢印の向きを変えていく練習でいい。
今日からできる、3つの小さな実験を提案します。
① 「嫌われる勇気」を少しだけ持ってみる
「相手のためを思って行動したら、喜んでもらえなかった」
そういうことって、あります。
相手の期待と、自分の行動がズレてしまうことは
どれだけ誠実に動いても、起きることがある。
そのとき、「やっぱり自分はダメだ」と感じやすい人は、
課題の分離を思い出してみてください。
自分がやることと、相手がどう感じるかは、別の課題です。
自分が相手を思って行動した。それは本物。
相手がどう受け取るかは、相手の課題。
「相手に喜んでもらえるかどうか」ではなく
「自分が相手を思って動けたか」を
自分の評価軸にしてみましょう。
最初は難しく感じるかもしれません。
でも、少しずつ「それはそれ」と思えるようになるだけで、
驚くほど心が軽くなります。
② 「見返りを求めない」小さな実験を1日1回
「これをしたら、どう思われるだろう?」
その問いを、少しの間だけ横に置いてみてください。
代わりに問いかけてほしいのは、
「自分がやりたいからやる、それだけでいい」 ということ。
たとえば:
- 道のゴミが気になったから、さっと拾う
- 今日もありがとうと思ったから、そのまま伝える
- 困っていそうな人に「大丈夫ですか?」と声をかける
相手の反応は気にしない。
評価されることを期待しない。
ただ、「自分がそうしたかった」という事実だけを残す。
これが、矢印を「自分」から「相手」へ向ける最初の練習です。
③ 「自己防衛に気づいたら」それがチャンス
「あ、今いい顔してしまったな」
「批判されたくなくて、本音を引っ込めた」
そう気づいた瞬間があったとき、
自分を責めないでください。
気づけたこと自体が、成長の証拠です。
以前の自分は、気づくことすらできなかったかもしれない。
それが今、気づけるようになっている。
それだけで十分。
その自分を、静かに褒めてあげてください。
「気づいた。よし、次は少し変えてみよう」
そのサイクルを繰り返すうちに、
少しずつ矢印の向きが変わっていきます。
まずは「自分の本音」に優しくなること
本当の優しさへ向かうために、
もう一つだけ大切なことがあります。
それは、先に自分自身に優しくなることです。
他人のことばかりを考えてきた人は、
「自分はどうしたいか?」という問いに
慣れていないことが多い。
でも、コップが空っぽの状態では、
誰かに水を注ぐことはできません。
自分が満たされて初めて、相手への本当の優しさが生まれる。
「自分の気持ちはどう?」
「今、何を感じている?」
「どうしたい?」
そういう問いを、自分自身に向ける時間を
1日のどこかに作ってみてください。
ほんの5分でも構いません。
日記でも、深呼吸でも、散歩でも。
自分の本音に向き合う時間が、
本当の優しさを育てる土台になります。
まとめ:進むべき道は、いつもあなたの中にある
「優しいね」という言葉に違和感を感じていたあなたへ。
その感覚は、正しかった。
✅ 優しさには「相手を思う優しさ」と「自分を守る優しさ」がある
✅ 自己防衛の優しさに気づけたことが、本当のスタート
✅ 気づいた自分を責めなくていい。傷つかないための知恵だったから
✅ 小さな実験(嫌われる勇気・見返りを求めない・気づいたら褒める)を繰り返す
✅ まず自分に優しくなることが、本当の優しさへの土台
急に変わらなくていい。
全部できなくていい。
ただ、少しずつ矢印の向きを変えていく。
その小さな一歩が、確実に未来の自分をつくっていきます。
同じように悩んできた私も、まだその途中にいます。
一緒に、少しずつ前に進んでいきましょう。
進むべき道は、いつもあなたの中にある。
もし一人で抱えるのが辛くなったら
「自分の本音がわからない」
「どうしても自分を責めてしまう」
「もっと自分らしくいたいけれど、一歩が踏み出せない」
そんなときは、一人で抱え込まないでください。
JIBUNアカデミーグロースでは、
あなたのペースで話せる体験カウンセリングをご用意しています。
答えを押しつけるのではなく、あなたの中にある答えを一緒に探す場所です。
この記事が、あなたの小さな一歩のきっかけになれたら嬉しいです。
けんさん

コメント